前期教育
教養学部前期課程で開講されている英語科目には、英語一列(教養英語)、英語二列S(FLOW)、英語二列W (ALESS、ALESA)、総合科目L系列があります。前期課程の学生は、英語一列2単位、英語二列3単位、総合科目L系列から3単位以上を取得することになっています。
教養英語(2ターム)は、統一教科書を使用する習熟度別の授業です。統一教科書については、「出版物」のページをご覧下さい。
英語二列S(1ターム)は、FLOW(Fluency-Oriented Workshop)と呼ばれるアカデミック・ディスカッションの授業です。
英語二列W(1セメスター)は、文科生はALESA(Active Learning of English for Students of the Arts)、理科生はALESS(Active Learning of English for Science Students)プログラムによって行うアカデミック・ライティングの授業です。
総合科目L系列は、学生がそれぞれの関心と習熟度に沿って選択し履修する科目で、「英語中級」(ターム・セメスター)、「英語上級」(セメスター)があります。
次世代育成
FD
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英語部会では、教養学部前期課程の英語教育をよりよいものとするため、教員の啓発活動(FD: Faculty Development)を行っています。教員どうしが日常的に授業案や教材などの情報を交換するのみならず、2014年3月には「教養英語ワークショップ」、同4月には ‘ALESS+ALESA Symposium’、2015年3月には ‘FLOW Information Session’ 、2018年1月には‘Symposium on Academic Writing in an L2 Context’
を行い、活発な議論を交わしました。
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教材開発
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英語部会では、教養学部前期課程の授業で使用する独自の教材を開発しています。これには、英語一列 の教材として Universe of English、Expanding Universe of English、Universe of English II、Expanding Universe of English II、On Campus、Campus Wide、『教養英語読本 I 』、『教養英語読本 II 』、『東大英語リーディング 多元化する世界を英語で読む』、ライティングの教科書 First Moves、ALESS プログラムから生まれた Active English for Science、語彙力増強教材『東大英単』などがあります。詳しくは「出版物」のページをご覧下さい。
また、大学における英語学習の基本として、発音記号の習得を促すべく、その基礎事項の解説を印刷したクリアファイル「英語の発音と発音記号」を作成し、新入生全員に配布しています。これらの教材開発は、つねに部会構成員によって行われており、今後も続々と新教材が開発されてゆく予定です。
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英語論文作成のためのパンフレットについて
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英語部会では、剽窃防止、英語論文執筆や文献表示の方法の基礎を解いた冊子『自分の言葉?他人の言葉?』および『知識のうらづけ/情報のみなもと―出典表記と文献記載―』を作成し、ALESS、ALESAの授業で受講者全員に配布してきました。2018年3月に内容の改訂をおこない、『自分の言葉?他人の言葉?』と『知識のうらづけ』を一冊にまとめました。
冊子をご覧になりたい方は、英語主任室にお問い合わせ下さい。
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英語教育論集の発行
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英語部会では、大学での英語教育に関する論文の発表媒体として、 Komaba Journal of English Education (KJEE) を、 2010 年から年 1 回発行しています。 KJEE には、英語部会所属教員による論文と、英語教育プログラム(次世代育成の項を参照のこと)の履修生による、プログラム修了論文が掲載されます。これらの論文はすべて英語で執筆され、英語教育プログラム委員会委員による査読を経たものです。 KJEE の内容については、「出版物」のページをご覧下さい。掲載論文はPDFファイルでダウンロードが可能です。
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KWS (駒場ライターズ・スタジオ)
2008 年 4 月より運営を開始した駒場ライターズ・スタジオでは、現在、ALESS・ALESA、FLOW(前期教育の項を参照のこと)の学生サポート活動の一環であるライティング・チュートリアルとスピーキング練習を行なっています。KOMCEE East棟にある窓の多い明るい空間は、多くの学生の熱心な質問、相談の場となっており、今後ますます多様な教育活動に利用する計画が進行中です。
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